うさぎをお迎えする前に〜知っておきたいうさぎのこと

うさぎをお迎えする前に知っておきたい事 コラム

近年、うさぎはペットとしての地位を確立してきたように思います。
卯年の2023年、新たにうさぎを家族としてお迎えした方やこれからお迎えをしようと検討中の方も多いのではないでしょうか?

長い耳にふわふわの身体、愛嬌たっぷりの表情など魅力がたくさんのうさぎさんですが、今回はそんな【うさぎをお迎えする前に知っておいて欲しい事・考えて欲しい事】を掲載していこうと思います。

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うさぎの特徴

うさぎは、基本的に警戒心が強く夕方〜夜間に活発に活動する草食動物です。

平均寿命は5〜10年前後と言われていますが、近年は医療等の発達により平均寿命も伸びつつあり、干支を1周するご長寿うさぎさんをしばしば見かけることもあります。

環境の変化を好まず基本的には【いつも通り】が大好きです。

年に数回「換毛期」と呼ばれる毛の生え替わり時期があります。この時期はうさぎも体調を崩しやすくなるため注意が必要な時期となります。

何より1番の特徴は言うまでもなくとてつもなく可愛いです!

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お迎え前に知っておいて欲しい事

可愛くて魅力たっぷりのうさぎさんですが一緒に暮らすとなると当然大変なこともたくさんあります。デメリットもしっかりと理解した上でお迎えの準備を進めていきましょう。

体調不良を隠す

食物連鎖上被捕食者となるうさぎは、怪我や病気をギリギリまで隠す傾向があります。そのため不調が目に見えるようになった時は、かなり状況が逼迫し命が危険な状態にある可能性も十分に考えられます。

いつもと様子が違う?と感じたら【迷わず】【すぐに】動物病院を受診するようにしましょう。

食欲に変わりはないか?便の大きさ・質に変化はないか?などをこまめにチェックし、小さな変化を見逃さないようにしてあげましょう。

 

温度・湿度管理が大変

うさぎと暮らすにあたり暑さへの対策は必須です。温度管理を怠ると食欲不振や熱中症を引き起こし亡くなってしまう場合もあります。
そのため、飼育する室内の徹底した温度・湿度の管理が必要となります。室温20℃〜25℃・湿度40%〜60%程度をキープできるよう管理してあげましょう。

うさぎを飼育している部屋は、ほぼ1年中エアコンや除湿機が稼働している状態になると考えておくとよいでしょう。

 

長時間の絶食に耐えられない

うさぎは低カロリー高繊維なフードを食べ続ける事で胃腸内の細菌バランスを整えています。そのため24時間以上の絶食に耐えることができません。

何らかの理由で長時間(期間)の絶食が続くと胃腸が正常に機能せず、さらなる食欲不振を引き起こすという負のループに入ってしまい命に関わります。

また、腸から栄養が吸収されなくなると身体の脂肪を肝臓に集めエネルギーに変えようとする性質があります。これにより脂肪肝などを併発し、肝機能の低下なども危惧されます。

 

診てくれる病院は意外と少ない

全ての動物病院でうさぎの診察をしてくれるわけではありません。

都心部となればまた違うのかもしれませんが、うさぎをしっかりと診てくれる病院は思っているよりもずっと少ないです。

お迎え前に近所にうさぎを診てくれる病院はあるか?夜間などの救急に対応してくれる病院はあるか?などを事前にしっかりとチェックしておくといざと言う時に安心です。

 

いろんなものを齧っちゃう

うさぎの歯は『常生歯』といい、放っておくと常に伸び続けるという特徴をもっています。1週間に約2mm、1年で10~12cm程伸びると言われています。
ごはんを食べたり、色んなものを齧ったりすることで上下の歯を擦り合わせ、どんどん伸びてくる歯を自分で削っています。

うさぎさんは【齧るのが仕事】です。齧るのをやめさせるのではなく、齧られては困るものは高い場所に配置したり、ケースに入れたりと飼い主さん側が対応してあげるようにしましょう。

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お迎え前に再度考えて欲しい事

上記を踏まえ、ここからはうさぎをお迎えする前に今一度考えてみて欲しいことをご紹介します。

うさぎのことを最優先に考えられますか?

うさぎと暮らすようになると長期間の外出・旅行などが難しくなります。やりたいことはたくさんあると思いますが、お迎えしたうさぎのことを第一に考え、これから先10年グッと我慢することはできるでしょうか?

入院などやむを得ず留守にする場合は、必ず信頼できるホテルやペットシッターさんを手配するようにしましょう。

 

いざと言う時すぐに病院に連れて行けますか?

うさぎが体調不良を訴えた時は【どうにも我慢ができずギリギリの状態にある】と思ってください。1日2日様子を見てから病院へ…うさぎの体調不良時にそんな余裕は皆無です。

うさぎの診察が可能な病院は近くにありますか?いつでも病院に連れて行けるだけの金銭的余裕はありますか?

 

金銭的余裕はありますか?

うさぎに限った事ではありませんが、当然金銭的な負担は発生します。

毎日食べさせるフードや牧草、各種消耗品、室温管理のためのエアコンなどによる電気代、病院代…各家庭で必要な金額は異なるでしょうが、パッと思いつくだけでもこれだけのコストがかかります。

特に病院代は症状によって1回の受診で数万円かかってしまうこともあります。
飼い主さんの日々の生活を圧迫せず、なおかつうさぎが不自由なく暮らせるだけの余裕はありますか?

 

時間と精神的な余裕はありますか?

金銭的な余裕だけでなく、時間・精神的な余裕も必要です。時間の余裕は精神的な余裕にもつながります。

うさぎのしつけに関しては個体差が大きく、トイレなどをすぐに覚えてくれる子もいれば最後まで覚えない子もいるなど様々です。

自分の思った通りにいかなくても『まぁそんなもんよな、可愛いから許す』とどんな時でも思えるだけの精神的余裕はありますか?

 

最期まで責任と愛情を注げますか?

お迎えした日から最期を迎えるその日まで、変わらない愛情と責任を持って暮らしていくことができますか?

しつけが思い通りにできないから…
想像していたのと違った…
不注意で妊娠・出産してしまい手に負えない…

飼育放棄(虐待)・遺棄は犯罪です!

最期まで責任を持って愛情を注ぎ続ける覚悟を持った上でお迎えしてあげてください。

 

おわりに

うさぎをお迎えするにあたって知っておいて欲しい事、もう一度よく考えてみて欲しいことを僕なりに考えてまとめてみました。

正直【上から目線で偉そうに】と感じる部分も多々あったのではないでしょうか?僕自身もそう思います。

本プロジェクトは「不幸なうさぎを1匹でも減らしたい」という考えのもとで運営していますので今回はあえてこのような言葉を選んで書かせていただきました。最期までお読みくださりありがとうございました。

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